8月の終わりに、文明哲学研究所の庭を散策していると、かわいらしい発見がありました。

庭に面した玄関横にたたずむ金柑(キンカン)の木が一斉に白い花を咲かせていました。白い花びらは風に揺れ緑の苔に白い斑点を落とし、ほのかな甘い香りを漂わせています。虫たちも多く集まっており、花から花へとクマバチが蜜集めに精を出して飛びまわり、賑やかな羽音を響かせていました。

花のすぐそばにはまだ固く青い小さな実が、1つ2つと実り始めていました。これから時間をかけて少しずつ色を変え、冬には黄金色に輝いていくかと思います。


