作品に対して解説をするべきかどうか?

「Q&A」は、お問い合わせフォームに寄せられたご質問にお答えするコーナーです。

Q:日本ではヨーロッパと違い、作品に対して理解できる人が少ない環境にあると思います。(映像・音楽)上演時に作品に対しての解説(こういう意図があってできた作品、など)はされますか?解説することに対してのお考え(自由にとらえてもらって構わないから解説はしない、解説すること自体が無意味、解説することで聴衆に理解を深めてほしい・・など)があればお聞きしたいです。

A:日本では(芸術)作品に対して理解できる人が少ないとは思いませんが、確かに作品について質問したり感想や意見を述べたりする人は少ないですね。


作家が自分の作品について解説することについてですが、僕自身はできるだけ自分の作品が生まれた背景を伝えるように心がけています。ただそれは作品の「解説」ではなく、作品に興味を持ってもらうための「手掛かり」になればと思うからです。

なぜなら、作品は作者の創りたいという動機によって生まれるものなので、何かを理解してもらうために創られたものではないからです。

※2023年1月20日に開催された文哲研3daysセミナーの「芸術と技術:デジタル・ネットワーク網の端末として生きるぼくらに芸術は可能か?」の第一章「世界の終わりと新しい時代」に寄せられた質問です。(この回はコンピュータ音楽、メディアアートについてのお話でした)

※瓜生別館では、寄せられた質問やご意見にQ&Aコーナーで時々お答えしています。すぐには答えられないときもあるかもしれませんが、気長に待ってみてください。